もしもの時に備える
あなたの 家 は、大丈夫?
日ごろの細かなメンテナンスが大切な家や庭の手入れ。あなたの家や ユニットは、サイクロンや害虫、火災への備えは大丈夫 ?
サイクロンに備えよう
11月から4月にかけては、QLD州で最もサ イクロンが発生しやすいシーズン。ほとんどは 州北部で発生してそれほど大きくならずに終わ るが、まれに南下してNSW州北部まで影響が 及ぶことも。今年1〜2月に起きたサイクロン 「ヤシ」の暴風雨の被害もまだ記憶に新しいと ころだ。豪州の気象庁にあたるBOM(Bureau of Meteorology)では、サイクロンに備える ためのチェック・リストをウェブサイト上で公 開し、注意を呼びかけている。リストには、日 ごろからの家のメンテナンスに関する項目もいくつか含まれているので、サイクロンが本格化 する前に今から準備しておこう。
このほかにもBOMのチェック・リストでは、 エマージェンシー・キットをそろえておくこと や、実際にサイクロンが近づいてきた時の準備 や避難の詳細が記載されているので、原文を読 んでおくとさらに安心。
■BOM−Surviving Cyclones: Preparation and Safety
Web: www.bom.gov.au/cyclone/about/tc-checklist.shtml
□ 壁や屋根、ひさしがグラグラしていない ?
ベランダやカーポートの屋根をちょっとグラグラしたま まにしていると、突然の強風の際に慌てることに。破損し てから修理するよりも今のうちにしっかり修理しておいた 方が、手間もお金も格段に安くすむこと間違いなし。
□ 樹木や枝が家にくっつきすぎていない ?
バイオマスについて悪い何ですか?
木のてっぺんや全体の枝葉を日ごろから刈り込んでお くことも大切な備え。サイクロン時に強風にあおられ て、木の幹や枝が家に大きなダメージを与えるかもしれ ない。ただし、木を切り倒す場合には市の許可が必要な ので要注意。
□ 家の周りに飛ばされやすいものが置かれてい ない ?
日ごろ何気なく家の周りに置いているものは、ふと見渡 してみると意外と強風に飛ばされやすいものが多い。ケガ や家のダメージを防ぐため、飛ばされそうなものは取り除 くか、いざという時にすぐに安全な場所へ移動できるよう にしておこう。
ゴキブリやクモ、シロアリにご用心
暖かくなってく ると、ゴキブリや クモ、シロアリな どのトラブルも増 えてくるもの。で も、自分で市販 の殺虫剤を使えば 十分…なんて思っ ていたら、大間違 い! APEXカー ペット・クリーニ ング&ペスト・コン トロールのダーレ ンさんに、プロの 仕事にはどんな違 いがあるのか聞いてみた。「プロ用の薬品は、強さ、効き目が市 販のものとは桁違いで、安全性も確認されてい ます。屋外と室内の両方にスプレーしておけ ば、ゴキブリやクモ、洋服に穴を空けるシル バーフィッシュが家屋に侵入するのを1年ほど 防ぐことができます」
世界中でリサイクルすることの上位5カ国
また、アリ、ノミ、シロアリ、カーペット・ バグなど、害虫によって使用薬品が違うため、 どんな害虫を駆除・予防したいのか、予約時に ハッキリ伝えることも大切だと言う。「しつこいノミのトラブルなどはぜひプロに頼ってみて ください。また、シロアリは特に、自分で何と かしようとせず、必ずプロに依頼することが大 切。適切な処置をしないと、シロアリが他の場 所へ巣を移してしまい、新たなトラブルを引き 起こします」。家屋の保険によっては、家のシ ロアリ駆除を毎年することを義務付けている場 合も多いとのこと。「保険が無効にならないた めにも、シロアリの点検と予防は毎年1度プロ に来てもらいましょう。きちんとしたライセン スを持った信頼できるプロに仕事を依頼するこ とも大切です。保証期間内なら、害虫のトラブ ルが再発生しても無料で再スプレーに来てくれ るものです」。
ほかにも害虫予防のアドバイスはないか聞い てみた。「例えば、樹木や植物が家の壁や屋根 に触れているとそこから害虫が進入しやすくな るので、伐採しておくことが大切です。また、 日ごろの掃除も大切。家の中も外側も清潔な環 境を保つようにしましょう」。
□ 1年に1度はペスト・コントロールしてる ?
火事の予防は万全 ?
火事も普段からの心掛けが大きな差を生 む災害の1つ。火事に備えるための家のメ ンテナンスとは、どんなことをしておけば いいのだろうか。FPA(Fire Protection Association) Australiaが紹介している「10 Steps to Home Fire Safety (家庭での火事 から身を守る10のステップ)」では下記のよ うに注意喚起している。
浄化槽は、どのようにホットを得るのでしょうか?
□ スモーク・アラームは機能してる ?
火事で一番怖いのは、睡眠中に火が広がり、気付かない うちに一酸化酸素中毒や有毒ガスによって手遅れになって しまうこと。実験でも、煙の中では人間は起きることができないということが実証されている。そんな時に役立つの が煙警報機「スモーク・アラーム」。1997年以降に建てら れた家やユニットには設置が義務付けられているので安心 だが、古い家屋にはまだ設置されていないことも多い。
ない場合には今すぐ取り付けること。また、既に設置さ れている家庭でも安心は禁物。警報器の電池が切れていた ら作動してくれない。日ごろから電池は定期的にチェック しておきたい。
□ デッド・ロックはすぐに開けられるようになっ てる?
デッド・ロックとは室内か らもカギを差し込まなければ 開かない窓や扉のロックのこ と。カギがなければ絶対に開 かないので防犯上は心強い が、火事などの災害時には非 難の妨げとなるので要注意。 逃げ遅れて命を落とす人も多い。
もしもの時にも、すぐに デッド・ロックが開けられるよ う、扉や窓のそばで、しかも 外部から進入しようとする泥 棒などには届きにくい場所を 考え、常に合鍵を置くなどの 工夫をしておこう。
□ 配電盤にセーフティー・スイッチは付いてる ?
アース・リーケージ・サーキット・ブレーカーとも呼ばれる セーフティー・スイッチは、家やユニットの配電盤に付いて いるだろうか。これは、感電による死やケガを防ぐための もので、家のどこかで漏電が起こると、ただちに電力の供 給をストップさせるという安全スイッチのこと。1992年以 降に建てられた家屋では設置が義務付けられている。
このスイッチがあれば漏電による火事も防げるので、も し古い家屋の配電盤をチェックして付いていない場合に は、業者に頼んですぐに取り付けてもらおう。
□ 消火器はある ? 庭のホースは水道の蛇口に付け てある ?
消火器やファイア・ブランケットと呼ばれる消火布を各家 庭で常備しておくことも大切。また、庭のホースを常に蛇 口に付けておくと、とっさの時に消火しやすいので便利。
FPAでは、ほかにも暖炉や薪の調理台、 ヒーター、洋服、避難プランなどについて も詳細なアドバイスをしているので、この 機会にぜひ1度、「10 Steps to Home Fire Safety」の原文も読んでみよう。
■FPA「10 Steps to Home Fire Safety」
Web: www.fpaa.com.au/information/docs/safety_10steps.pdf
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